14:00 〜 14:15
[G03-02] レンチキューラーによる動的防災サインの提案
キーワード:動的防災サイン、災害リスクコミュニケーション 、災害情報伝達、インタラクティブサイン
我が国で頻繁に発生する自然災害による人的被害を最小限に抑えるためには、認知心理学的なアプローチによる学術的な分析をもとにした新たな防災教育コンテンツの開発を試みた。本コンテンツは、動的なサインを常時掲示させるもので、日常環境に溶け込む形で防災知識の習得と行動の定着を目的としている。この教育コンテンツが、壁や窓ガラスなどの一般的な建造物の一部に表示されることで、人々が日々の生活の中で自然と防災や避難のヒント及びスキルを学ぶことが可能となる。開発されたコンテンツは、独自に設計されたピクトグラムを用いたレンチキュラー技術を活用しており、これにより学習者の負担を軽減しつつ、注意を引きつけることができる。レンチキュラーを使用したサイン掲示システムの開発により、新たな教育インフラの普及に貢献する可能性が示されている。
なお、本研究はJSPS科研費 JP23K02821の助成を受けたものである。
なお、本研究はJSPS科研費 JP23K02821の助成を受けたものである。
