16:10 〜 16:30
[O09-07] 能登半島周辺海域における活断層分布
★招待講演
キーワード:能登半島地震、海底活断層、音波探査
能登半島北岸部はひずみ集中帯に位置しており,最近も1993年能登半島沖地震,2007年能登半島地震など,これまでも海域を震源とする多くの地震が発生してきた.その中でも2024年1月1日に発生した能登半島地震(令和6年能登半島地震)はマグニチュード(Mw)7.5と最大規模の地震活動であったといえる.
産業技術総合研究所では,これまでに日本周辺海域の海洋地質図整備の一環として,能登半島周辺海域でエアガンを用いた反射法地震探査を実施して得た地下断面を基に,海洋地質図として整備してきた(岡村,2002,2007).また2007年能登半島地震を受け,2007年および2008年に能登半島北部周辺の水深150m付近までの従来調査できなかった沿岸海域でより高分解能な地下断面を得られる機器(ブーマー音源)で探査し,能登半島北部周辺海域の活断層分布を明らかにしてきた(井上・岡村,2010).
本報告では,海域活断層の調査手法を交えて,能登半島周辺海域に分布する活断層を紹介するとともに,現在産業技術総合研究所で実施している能登半島周辺海域における調査について発表を行う.
井上・岡村(2010)https://www.gsj.jp/researches/project/coastal-geology/results/s-1.html.
岡村行信(2002)能登半島東方海底地質図,海洋地質図シリーズ,59,産業技術総合研究所.
岡村行信(2007)能登半島西方海底地質図,海洋地質図シリーズ,61,産業技術総合研究所.
産業技術総合研究所では,これまでに日本周辺海域の海洋地質図整備の一環として,能登半島周辺海域でエアガンを用いた反射法地震探査を実施して得た地下断面を基に,海洋地質図として整備してきた(岡村,2002,2007).また2007年能登半島地震を受け,2007年および2008年に能登半島北部周辺の水深150m付近までの従来調査できなかった沿岸海域でより高分解能な地下断面を得られる機器(ブーマー音源)で探査し,能登半島北部周辺海域の活断層分布を明らかにしてきた(井上・岡村,2010).
本報告では,海域活断層の調査手法を交えて,能登半島周辺海域に分布する活断層を紹介するとともに,現在産業技術総合研究所で実施している能登半島周辺海域における調査について発表を行う.
井上・岡村(2010)https://www.gsj.jp/researches/project/coastal-geology/results/s-1.html.
岡村行信(2002)能登半島東方海底地質図,海洋地質図シリーズ,59,産業技術総合研究所.
岡村行信(2007)能登半島西方海底地質図,海洋地質図シリーズ,61,産業技術総合研究所.