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[1E06] 金属間化合物触媒上で進行する水素によるクロロフルオロアルケンの脱塩素の反応機構
担持Pd触媒は、水素によるクロロフルオロアルケンの脱塩素を促進する固体触媒である。我々は、Pd系金属間化合物がPd単金属よりも優れた収率で脱塩素生成物を与えることを見出している。本研究では、脱塩素生成物の収率向上の要因を明らかにするため、第二金属の種類と触媒特性との関係を調べた。また、脱塩素反応に対する速度論的検討およびCO分子をプローブ分子とした赤外分光測定から、その反応機構について考察した。