熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

ポスター sess.

[P14-26] ポスター sess. 2

2020年11月13日(金) 13:30 〜 15:00 ポスター会場 (3F・小会議室H1-2)

[P22] ベーマイトを用いた2,5-ヘキサンジオンの環化反応における焼成温度の影響

○西村 俊1、浅井 優作1、髙橋 夏樹2、LE Dinh Son1、大松 新太郎1 (1. 北陸先端科学技術大学院大学、2. 金沢大学)

酸化アルミニウム様化合物を用いた2,5-ヘキサンジオンの環化反応において、ベーマイト(AlOOH)と酸化アルミニウム(Al2O3)のナノコンポジットが、優れた選択性を発現すること報告した[Fuel Proc Tecnol 2019]。本発表では、異なる温度により焼成したAlOOHの構造変化とその触媒挙動について議論する。高温焼成により生じるAl2O3は高いTONを発現できるが選択性が低く、マイルドな焼成を施したAlOOHが同程度の転化率を発現できる状況下で高い選択性を示した。本反応系におけるフロー合成システムの適用可能性に関しても議論する。