[P22] ベーマイトを用いた2,5-ヘキサンジオンの環化反応における焼成温度の影響
酸化アルミニウム様化合物を用いた2,5-ヘキサンジオンの環化反応において、ベーマイト(AlOOH)と酸化アルミニウム(Al2O3)のナノコンポジットが、優れた選択性を発現すること報告した[Fuel Proc Tecnol 2019]。本発表では、異なる温度により焼成したAlOOHの構造変化とその触媒挙動について議論する。高温焼成により生じるAl2O3は高いTONを発現できるが選択性が低く、マイルドな焼成を施したAlOOHが同程度の転化率を発現できる状況下で高い選択性を示した。本反応系におけるフロー合成システムの適用可能性に関しても議論する。