石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

講演情報

研究発表A会場

A14-A16

2021年5月25日(火) 16:15 〜 17:00 A会場 (online-a)

司会:石原 篤(三重大学)

16:45 〜 17:00

[A16] 金属微粒子内包ゼオライト触媒を用いたn-ヘキサン低温接触分解反応系の構築

○藤墳 大裕1、山地 真愛1、中谷 理佳子1、多湖 輝興1 (1. 東京工業大学 物質理工学院)

キーワード:zeolite encapsulated metal catalyst, catalytic cracking, dehydrogenation

ナフサ接触分解は、化学産業での消費エネルギーの約20%を占めており、本プロセスの低温化・省エネルギー化が求められる。我々はこれまでに、Rh微粒子内包ゼオライト触媒を用い、貴金属上での脱水素反応によりナフサ中のパラフィンを反応性に富むオレフィンに転換し、固体酸触媒上でのクラッキング反応により低級オレフィンを得る低温接触分解反応系を提案している。本発表では低温接触分解反応における反応温度の影響および、反応速度解析に基づく反応機構について報告する。