石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

講演情報

研究発表B会場

B01-B03

2021年5月25日(火) 10:00 〜 10:45 B会場 (online-b)

司会:津野地 直(広島大学)

10:30 〜 10:45

[B03] CHAゼオライト担持Pd-Cu触媒を用いたアンモニア燃焼

○室山 広樹1、阿部 朱夏1、松井 敏明1、江口 浩一1 (1. 京都大学)

キーワード:Ammonia combustion, Zeolite, Palladium catalyst

Pd–Cu/CHA触媒を用いてアンモニア燃焼反応活性試験を行った。N2選択率向上には200 ºC付近の低温域と270–500 ºC付近の高温域で見られるN2O生成を抑制することが重要であることが分かった。各温度域での反応に有効な成分について検討すると、Pdが低温からのNH3燃焼に、CuがN2選択率の向上に寄与することが示された。高温域でのN2O生成は、NH3酸化によりN2O分解促進に必要なNH3が不足したことに起因すると考えられる。また低温域でのN2O生成は、N2O分解反応が進行しにくい温度域でNH3燃焼が開始することが要因であると考えられる。