石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

講演情報

研究発表B会場

B04-B07

2021年5月25日(火) 11:00 〜 12:00 B会場 (online-b)

司会:織田 晃(名古屋大学)

11:00 〜 11:15

[B04] リン修飾CHAゼオライトによる炭化水素オリゴマー化の制御とMTO反応における触媒寿命の延長

○津野地 直1、大須賀 遼太2、横井 俊之2 (1. 広島大学、2. 東京工業大学)

キーワード:CHA zeolite, phosphorus modification, methanol to olefin reaction

テトラエチルホスホニウムをリン修飾剤(P-MA)として用いたCHAゼオライトへのリン修飾によってMTO反応における触媒寿命の延長に成功した。P-MAはゼオライトの合成時に細孔内に導入され、その後焼成によって、ゼオライト骨格と相互作用するリン酸化物種を形成する。反応前後の触媒の分析によって、リン修飾よる炭化水素種の過度なオリゴマー化が抑制されたことが触媒寿命の延長をもたらしていることが明らかとなった。