B08-B11

[B10] ポリエチレングリコール界面活性剤と超臨界乾燥を用いたCuZnベース触媒の製造

○張 培培¹、彭 小波¹、楊 国輝¹、椿 範立¹ (1. 富山大学)

キーワード：low-temperature methanol synthesis, supercritical CO2 drying, CuZn-based catalysts

CuZnベースの触媒は工業用メタノール合成で使用される。しかしアルコール助触媒を用いた低温メタノール合成 (LT-MS) 用の高効率の CuZn ベース触媒の調製には、依然として課題が多い。私たちは高効率のCuZnベース触媒を合成するための最適な2つの計画を報告する。それはポリエチレングリコール (PEG) 界面活性剤および尿素共沈法による超臨界CO₂乾燥の使用である。PEG処理にはCuZnベース触媒の多孔性を高め表面官能基を活性化させる効果があり、超臨界CO₂乾燥にはCuZnベース触媒の還元度を高める効果がある。この計画により、アルコール助触媒を用いた低温メタノール合成の触媒性能結果はCuZn-SC-P5触媒が優れた性能を示すことを明らかにする。これは従来の含浸法で調製されたCuZnベース触媒とは大きく異なり、その上PEG処理または超臨界CO₂乾燥のみ施された触媒より優れている。本研究は、触媒効率を改善するための複数の計画を提示し、触媒合成における新たな着手計画を探求することに対して有益となる。