石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

講演情報

研究発表B会場

B08-B11

2021年5月25日(火) 15:00 〜 16:00 B会場 (online-b)

司会:白井 誠之(岩手大学)

15:45 〜 16:00

[B11] CO2水素化性能を向上させた炭素を窒素に置換した鉄触媒

○コソール ルンティワー1、楊 国輝1、椿 範立1 (1. 富山大学)

キーワード:Nitrogen incorporation, Carbondioxide hydrogenation, Fe-based catalyst

高い性能を持つ鉄ベースの触媒の調製は、CO2水素化触媒という目標を達成可能にする。エチレンジアミンは炭素に高分散された活性種の小さいサイズの鉄カーバイドを調製することに役立つ。さらにそこにアルカリ金属である カリウムを組み込むと重炭化水素の選択率(C5+)が14.8% から 39.8%.に増加した。いくつかの触媒特性評価(XRD、CO2-TPD、H2-TPR、TEM、およびXPS)と反応結果より、高分散、強化された還元および小さなサイズの炭化物形成がCO2水素化の向上に不可欠であることが明らかになった。窒素原子とアルカリ金属を同時に組み込むことにより、CO2固定と機能化金属担持炭素触媒の合理的な設計のための有望な手段を提供できる。