[P29] Polymerization of ethylene using mono and multi nuclear silver complexes
NHC銀錯体と有機アルミニウムを組み合わせると、エチレン重合が進行することが知られている。我々は、この重合系中における活性種は、銀錯体上のNHC配位子が有機アルミニウムに移動した、NHC有機アルミニウム錯体であることを見出した。有機アルミニウムのうち、MMAO・MAOとの組み合わせは、140℃前後の融点、cob-webのモルフォロジーを持つポリエチレンを得た。NHC銀二核錯体はMAOの組み合わせのみに重合に活性を示し、140℃付近の融点を持つが、他の重合系とは異なるモルフォロジーを示すことが今回の研究で明らかになった。
Keywords:ultra high molecular weight polyethylene, ethylene polymerization, metal catalytic polymerization