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[1E05] Ni担持RuO2エピタキシャル層上で観測される低温CO酸化活性
キーワード:epitaxially grown RuO2 layer, selective fabrication of Ni on RuO2, low-temperature oxidation of CO
ルチルTiO2(r-TiO2)担体上には、通常の含浸法で、ルチル型構造を有するRuO2のエピタキシャル層を設計できる。この触媒はCO酸化反応やN2O分解反応に対して高い触媒性能を示すことから近年注目を浴びている。本研究では、r-TiO2担体にRuとNiの硝酸塩を共含浸するだけでRuO2数原子層上にNiが選択的に分散したNi担持RuO2触媒を調製できることを見出した。この触媒の50℃におけるCO酸化活性は、RuO2/r-TiO2より10倍以上高かった。