長野大会(第52回石油・石油化学討論会)

講演情報

重質油処理

[2D10-2D13] 重質油処理(1)

2022年10月28日(金) 13:00 〜 14:00 D会場 (12D会議室)

座長:松下 康一(ENEOS(株))

13:45 〜 14:00

[2D13] 亜鉛-チタンまたは亜鉛-ホウ素添加直接脱硫触媒の開発

○鈴木 伸也1、山田 晃1、小森 一幸1、羽田 政明2 (1. コスモ石油株式会社、2. 名古屋工業大学)

キーワード:HDS, Titanium, Boron

現在、当社商業運転に用いている直脱開発触媒は、担体への亜鉛の混練によって運転初期のコーク劣化を抑制し、安定期に高い脱硫活性を発揮している。本研究では、更なる原料重質化に対応すべく、触媒の高性能化を検討した。その結果、亜鉛混練担体にチタンまたはホウ素を含浸添加することで、初期劣化を更に低減し、1.2~1.3倍の脱硫活性を示す直脱触媒を開発した。これらの添加物は、触媒の水素化能を高め、コーク生成を抑制していると推測される。