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[2E12] 開環メタセシス重合用錯体触媒となるタングステン前駆体の183W NMRによる分析
キーワード:tungsten, NMR, metathesis
アニオン性酸素系配位子をもつ重合用タングステン錯体を系統的に合成し、183W NMRの測定に成功した。183W核は低周波核で極めて低感度であるが、I = 1/2であり、鋭いシグナルが観測できる可能性がある。さまざまな測定条件を検討し、183W核を数時間の測定時間で測定できることがわかった。配位子の置換基の違いによる化学シフトの傾向や配位子に含まれる水素とのカップリングについても報告する。