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[2F09] 種々のゼオライト触媒を用いた水素共存下での直鎖パラフィンの接触分解
キーワード:Zeolite catalyst, Catalytic cracking, Acid strength
YNU-5やZSM-5といった異なる酸強度を有するゼオライト触媒を用いてヘキサンやドデカンをはじめとする直鎖パラフィンの接触分解を行った。その際に水素化・脱水素を進行させるためにPt/SiO2と物理混合したものを触媒とし、水素流通下で反応を行った。 反応温度を200~300℃程度と低温にすることで炭素鎖長の短いヘキサンの時は異性化が優位に進行したのに対して、ドデカンなど炭素鎖長の長いパラフィンでは接触分解が進行することを見出した。このことから、反応温度を従来の接触分解反応よりも下げることでパラフィンの過分解を抑制することができ、長鎖のパラフィンから液体の炭化水素成分を高選択的に得られることが示唆された。