[2F08-2F11] 石油化学一般（１）

[2F10] 強酸で修飾した高表面積Fe₂O₃触媒によるメタクロレイン選択酸化

○澤田 将吾¹、菅野 充²、二宮 航²、大友 亮一¹、神谷 裕一¹ (1. 北海道大学、2. 三菱ケミカル)

キーワード：Iron oxide catalyst, Strong acid modification, Selective oxidation of methacrolein

本研究では、高表面積α-Fe₂O₃を強酸性H₃PW₁₂O₄₀で修飾した触媒によるメタクロレイン選択酸化反応を検討した。α-Fe₂O₃やH₃PW₁₂O₄₀ではメタクロレインの完全酸化反応のみが進行した。一方、H₃PW₁₂O₄₀/α-Fe₂O₃ではメタクリル酸が選択的に生成した。メタクリル酸選択率はH₃PW₁₂O₄₀の依存し、3層分のH₃PW₁₂O₄₀で修飾した触媒が最も高選択的にメタクリル酸を与えた。