長野大会(第52回石油・石油化学討論会)

講演情報

ポスター発表

[2a07-0900] ポスター sess. A

2022年10月28日(金) 09:00 〜 15:00 ポスター A会場 (P01-P08) (12G会議室)

[P02] Ru触媒のC2H2選択的水素化活性に与えるP添加効果

○村上 茉菜1、神田 康晴1 (1. 室蘭工業大学)

キーワード:Selective hydrogenation, Ruthenium phosphide, Acetylene

本研究では、P/Ru比が異なる非担持Ru-P触媒を用いてアセチレンの選択的水素化反応の活性種について検討した。XRD測定より、P添加したいずれの触媒でも水素還元後にRu2Pが生成することを確認した。また、P/Ru比が1.2のRu-P触媒は、Ru触媒と比較して約20倍のTOFを示した。さらに、Ru-P触媒は高いアセチレン転化率においても、高いエチレン選択率を維持した。以上のことから、RuにPを添加することで、生成したRu2Pが選択的水素化反応の活性種として機能することを明らかにした。