実行委員長挨拶
第85回分析化学討論会開催にあたって
第85回分析化学討論会
実行委員長 朝日 剛 (愛媛大学)
皆様、こんにちは。
この度、日本分析化学会の第85回分析化学討論会を松山で開催することとなり、討論会実行委員長より一言挨拶をさせていただきます。まずはじめに、皆様におかれましては、日頃より分析化学の発展にご尽力いただいておりますこと、心より敬意を表します。
本討論会は愛媛大学城北キャンパスを会場として開催いたします。前回の第84回討論会(京都)と同様に、講演分類は分析対象で構成することとしました。それにより、分析手法を中心とした分類の年会では会場を同じくしない参加者間での、新しい視点での議論が生まれ、新たな研究・技術開発につながることと思います。最新の研究成果が発表されるとともに、参加者相互の活発な意見交換と学問的な刺激を通して、今後の研究の方向性や共同研究の可能性も広がることを期待しています。また、本討論会では、以下の6つの討論主題を設けました。「化学物質の環境リスクと分析化学」、「「生物機能を調査する分析化学」×「生物機能を利用する分析化学」」、「科学捜査で役立つ分析化学」、「医薬品・バイオマーカーを定量し、疾患を可視化する分析化学」、「生体試料を対象とする分離分析でのデータサイエンスの活用」、「発酵と酒と泡と分析化学」。これらのテーマに関係する皆さまには、ぜひ討論主題での発表を選択していただき、依頼講演者とともに活発な討論を盛り上げていただきたいと存じます。
開催地である松山は、歴史と文化が豊かな土地であり、四季折々の自然にも恵まれています。日本の伝統と現代の融合を感じられるこの地で、学術的な議論と交流が繰り広げられることを非常に楽しみにしております。また、松山ならではの観光地や美味しい食文化もお楽しみいただければ幸いです。
最後になりますが、私たち実行委員一同は、今回の討論会が参加者の皆様にとって実り多いものとなるよう準備を進めております。本討論会が一層の学術発展と友好の促進につながる場となることを期待するとともに、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2024年12月吉日