2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1C5-GS-11] AIと社会:

2024年5月28日(火) 17:00 〜 18:40 C会場 (イベントホール仮設1)

座長:Lim Dongwoo(津田塾大学)

17:00 〜 17:20

[1C5-GS-11-01] ベイジアンネットワークを用いた製造業における操業データの解析アシストシステムの開発

〇上杉 真太郎1、大町 奈央子1、浅田 勝義1、磯田 祐世1、岩瀬 銀二1、山本 佑樹1、本村 陽一2 (1. 株式会社UACJ、2. 産業技術総合研究所)

キーワード:ベイジアンネットワーク、製造業

製造業における生産性・品質向上のためのデータ活用において, 操業データに対する統計的解析は主たる活用法の1つであった. 統計学を用いることでデータの数値上の性質や規則性/不規則性を見出すことができる一方で, データ間の関係を推し量るにはそのデータに関する専門知識や経験(ドメイン知識)が必要不可欠となってくる. 製造業においてこのようなドメイン知識は属人化する傾向があり, 技術の維持, 引き継ぎが課題となっている. そこで本研究ではドメイン知識の定量化や行動決定のプロセスから現象理解や新たな気づきが得られ, 持続的な組織成長につながるシステムの提案を目的とし, データ間の因果関係を確率的に判断できるベイジアンネットワークに着目した. ベイジアンネットワークはこれまで, 気象予測やマーケティング分野で活用されて来たが, ベイジアンネットワークのグラフ構造をデータと人のドメイン知識を組み合わせて構築することによって要因分析に活用することもできる. 株式会社UACJでは, 製品品質の1つである表面性状の異常発生時の対処を, ベイジアンネットワークを用いた解析ツールによりアシストし, 誰でも容易に実行できるシステムを構想する.

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