2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1G4-OS-26a] 日常生活知識とAI

2024年5月28日(火) 15:00 〜 16:40 G会場 (22+23会議室)

オーガナイザ:福田 賢一郎(産業技術総合研究所)、江上 周作(産業技術総合研究所)、宮田 なつき(産業技術総合研究所)、Qiu Yue(産業技術総合研究所)、鵜飼 孝典(富士通株式会社)、古崎 晃司(大阪電気通信大学)、川村 隆浩(農業・食品産業技術総合研究機構)、市瀬 龍太郎(東京工業大学)、岡田 慧(東京大学)

15:20 〜 15:40

[1G4-OS-26a-02] 運動学的・力学的考慮に基づく子どもデジタルヒューマンモデル姿勢生成による可到達性起因リスク可視化

栗原 和大2、〇宮田 なつき1、前田 雄介2 (1. 産業技術総合研究所、2. 横浜国立大学)

キーワード:姿勢生成

子どもの不慮の事故を工学的取り組みで予防する取り組みの中で,子どもの手の届く範囲や登れる高さといった行動寸法を実測で調査した統計的データが公開されている.こうしたデータは,計測時と同様の単純環境でのリスク検討には有効であるが,対策用部品を設置するなどの環境変化の効果や,具体的な形状や寸法変更を検討するには十分でない.これに対し,子どもの身体性や行動戦略などを反映し製品との三次元的なインタラクションを評価可能なデジタルヒューマンモデルを活用することで,環境変化に応じた挙動を予測でき,より詳細で定量的な検討が期待できる.不慮の事故のうち熱傷や誤飲については,ポットやボタン電池等が子どもの手の届く範囲に置かれている場合に発生するものであり,そのリスクはデジタルヒューマンモデルを用いた可到達性という幾何的な指標を計算することを評価可能と考えられる.本発表では,低年齢の子どもを模したデジタルヒューマンモデルのリーチ姿勢を,全身のバランスなど力学的な指標を考慮して生成し,環境モデル上で提示するシステムについて報告する.

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