2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1G4-OS-26a] 日常生活知識とAI

2024年5月28日(火) 15:00 〜 16:40 G会場 (22+23会議室)

オーガナイザ:福田 賢一郎(産業技術総合研究所)、江上 周作(産業技術総合研究所)、宮田 なつき(産業技術総合研究所)、Qiu Yue(産業技術総合研究所)、鵜飼 孝典(富士通株式会社)、古崎 晃司(大阪電気通信大学)、川村 隆浩(農業・食品産業技術総合研究機構)、市瀬 龍太郎(東京工業大学)、岡田 慧(東京大学)

16:20 〜 16:40

[1G4-OS-26a-05] ルールベース手法によるサッカーのプレーデータを用いたテキスト速報の自動生成手法の提案

〇田中 智可良1,2、高村 大也2、市瀬 龍太郎1,2 (1. 東京工業大学、2. 産業技術総合研究所)

キーワード:Data2Text、テキスト生成、サッカー

スポーツサイト等で目にすることができる,テキスト速報の作成は,データ会社が手入力で行っており,直接そのスポーツの試合の観戦はできずとも,試合をリアルタイムタイムで追いたい人にとっては大変便利である.殊にサッカーにおいては,選手の自由度の高さから,多様なプレーが90分の間で展開されるため,テキスト速報の入力には大変な労力が伴う.これに対する省力化のための手段として,プレーデータを用いたテキスト速報の自動生成システムを提案する.プレー内容を時系列で数値データとして纏めているプレーデータは,テキスト速報の自動生成システムの入力データとして利用できる.したがって,数値データからテキストを生成するタスクに取り組む先行研究を参考に,既存手法であるNNベースによるシステムと,新手法であるルールベースによるシステムの2つを構築し,機械的評価と人手による評価でそれぞれ精度を比較した.結果として,ルールベース手法の精度がコンテンツ選択や,文法の正確さ,固有名詞の出力の点でNNベース手法よりも大きく上回ったことから,テキスト速報を自動生成するシステムとして,ルールベースによる手法が有効であることが示された.

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