2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1J3-OS-10a] 大規模言語モデルとデータサイエンス

2024年5月28日(火) 13:00 〜 14:40 J会場 (43会議室)

オーガナイザ:砂山 渡(滋賀県立大学)、森 辰則(横浜国立大学)、高間 康史(東京都立大学)、笹嶋 宗彦(兵庫県立大学)、西原 陽子(立命館大学)

14:00 〜 14:20

[1J3-OS-10a-04] 観光地情報と訪問者感覚のギャップ解析による
発信改善策の自動生成手法の提案

大澤 幸生1、関口 海良1、〇木村 莉子1 (1. 東京大学)

キーワード:観光、大規模言語モデル、ギャップ解析

観光地に関する情報は通常、その地域の住民によって発信される。しかし、この情報と訪問者が感じる魅力との間にはしばしばギャップが存在する。このギャップの原因となる要因を理解し、解決策を見つけることは重要である。観光地の情報発信におけるこのギャップをどのように縮小または解消するか、具体的な改善方法は未だ明確でない。本研究の目的は、公式の観光情報と訪問者の口コミに見られる魅力の相違を特定し、その差異を明らかにする方法を提案することである。該当データに対してはTransformerモデルで類似度を計算する。類似している公式情報群との差分はTransformerモデルで説明される。具体的な方法としては、文書のベクトルを正規化し、内積で類似度を計算する。類似度が高い上位10の文書を選出し、これらの共通点と特定のクチコミとの差異を生成する文章を作成する。これらの文章は観光業界の専門家によって評価される。観光情報発信の改善ツールを開発し、その精度を評価した。これにより、対象の観光地における情報発信の改善点を特定することができた。

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