2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1L4-OS-4a] 社会現象とAIと可視化

2024年5月28日(火) 15:00 〜 16:40 L会場 (52会議室)

オーガナイザ:伊藤 貴之(お茶の水女子大学)、脇田 建(東京工業大学)

15:20 〜 15:40

[1L4-OS-4a-02] 複数指標を有する人流シミュレーションにおけるパラメータ解釈性向上のための可視化

〇森 千紗1、武田 芽依2、大西 正輝3、伊藤 貴之1 (1. お茶の水女子大学、2. 筑波大学、3. 産業技術総合研究所)

キーワード:可視化、社会現象

人流シミュレーションは人流誘導方法を定めるパラメータによって制御され,人流誘導計画の策定に広く用いられている.また,シミュレーション結果は,混雑度や移動完了時間などの複数の指標によって評価される.そのため,シミュレーション利用者にとって好ましい誘導計画を策定するためには複数の評価指標とパラメータの関係性を解釈する必要がある.しかし,評価指標はトレードオフ関係にあるため,評価指標とパラメータの関係性は非常に複雑であり,解釈は容易ではない.したがって,「選好に最も近い評価指標のトレードオフの選択」と「評価指標とパラメータの関係性の解釈」は重要な課題である.本稿では可視化を用いた人流シミュレーションにおけるパラメータ解釈手法を提案する.具体的には,利用者の求めるトレードオフを的確に表現するために,GUI上での操作によって複数の評価指標の線形加重和を解析的に計算し,Parallel Coordinate Plotsを用いてその線形加重和とパラメータの関係性を可視化する手法を提案する.分析例として,本手法を避難誘導シミュレーションデータに適用した結果を示す.

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