2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1M3-GS-10] AI応用:材料・素材

2024年5月28日(火) 13:00 〜 14:40 M会場 (53会議室)

座長:山口真弥(NTTコンピュータ&データサイエンス研究所)

14:00 〜 14:20

[1M3-GS-10-04] 測定精度の等質性を向上させる最大重みクリーク問題と混合整数計画問題を用いた自動テスト構成

〇門脇 瑞穂1、渕本 壱真1、植野 真臣1 (1. 電気通信大学大学院 情報理工学研究科)

キーワード:自動テスト構成、並行テスト、最大重みクリーク探索、項目反応理論、CBT

e-Testingでは異なる問題で構成されるが測定精度が等質なテスト(並行テスト)が多数必要となる.現在最も多くの並行テストを生成できる手法は頂点をテストとし,テスト間重複項目制約を満たす場合に二頂点間に辺を加える最大クリーク法と整数計画法を用いた並列探索手法である.しかしこの手法では,測定精度の等質性が人手で設定される上限・下限に依存する.テスト構成数の最大化と測定精度の等質化は自動テスト構成における重要な課題であるが,両者にはトレードオフの関係がある.提案手法は最大重みクリーク探索と混合整数計画法を用いてその両方を改善する.具体的には,各頂点の重みとして目標測定精度との差異をペナルティに設定するグラフ構造を考え,最大重みクリーク探索を行う.また,クリーク探索を行う候補頂点集合の決定時にも混合整数計画法を用い、測定精度が目標値に近いものを選ぶ.その際,解の探索空間となるアイテムバンク中の項目を確率rでランダムに削減することで時間計算量を減じ,制限時間内でのテスト構成数を増加させる.実験により,提案手法はテスト構成数を3倍にし,測定精度の散らばりを約100分の1に抑えることが示された.

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