2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1N4-OS-18] デジタル人文学とAI

2024年5月28日(火) 15:00 〜 16:40 N会場 (54会議室)

オーガナイザ:大向 一輝(東京大学)、嘉村 哲郎(東京藝術大学)、亀田 尭宙(国立歴史民俗博物館)、中村 覚(東京大学)

15:20 〜 15:40

[1N4-OS-18-02] 歴史学分野における漢文テキストマイニングの研究の紹介

北魏墓誌の銘辞に対するテキストマイニング分析

〇大知 聖子1 (1. 名城大学)

キーワード:テキストマイニング、漢文

伝統歴史学では計量的分析手法が用いられておらず、数例の史料を引用し、それらの特徴から一般化している。この方法には引用されている史料がたまたま研究者の目に止まったものなのか、それとも大量の史料を精査した結果、典型的なものとして選ばれたものなのか、また典型として選んだのであれば、なぜそれが典型といえるのかは曖昧なままであるという問題がある 。そのため、計量的分析によって比較および反証可能な形で検証する必要があり、それは歴史学が人文「科学」である以上、必要な作業である。本報告はデータマイニングの中でもテキスト分析に特化したテキストマイニングを使い、歴史学分野における研究成果を示す。具体的には、漢文(中国北魏王朝の墓誌の銘辞部分)に対して、KH CoderおよびChineseTextProjectの分析ツールを使用し、従来の研究からは見えてこなかった人的ネットワークやジェンダーステレオタイプを明確化する。

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