2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[1T4-OS-32b] 人工知能と物語応用

2024年5月28日(火) 15:00 〜 16:40 T会場 (62研修交流室)

オーガナイザ:大澤 博隆(慶應義塾大学)、宮田 龍(株式会社アラヤ)、西中 美和(香川大学)

15:00 〜 15:20

[1T4-OS-32b-01] 新規事業創出を目的としたSFプロトタイピングフレームワークの提案

〇伊藤 右貴1、佐々木 康輔1、森口 昌和1、野田 尚志1 (1. NECソリューションイノベータ株式会社)

キーワード:SFプロトタイピング、新規事業創出

我々は,SFプロトタイピング(以下,SFP)の新規事業創出への活用を進めている.
SFPは,サイエンスフィクションを用いてまだ実現していない未来像を作成することで,他者と未来像を議論・共有するための手法である.ここでの新規事業創出とは,担当者自身が実現したいと思うビジョンに基づいて企画・推進することを意味する.
本研究では,新規事業創出への活用を前提としたSFPフレームワークを作成した.
提案するフレームワークは6つのプロセスから成っており,SFPでの考え方を提示する心得フェーズ,理想とする未来像から制作物のテーマを決定する設計フェーズ,描きたい世界観を詳細化する表現フェーズ,世界観に登場するサービスをまとめる理解フェーズ,世界観からバックキャストする逆行フェーズ,現在行うべきことを整理する現在フェーズで構成されている.
本研究で提案するフレームワークを用いることで,自身の理想とする未来像を元に発想を行うため,新規事業を考える上で参考となる世界観を作成できると考えられる.
そこで,提案フレームワークを用いて4名の社員を対象にワークショップを実施した.
本稿ではその効果と課題について考察を述べる.

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