2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2D1-GS-2] 機械学習:進化計算・ネットワーク

2024年5月29日(水) 09:00 〜 10:40 D会場 (イベントホール仮設2)

座長:高野 諒(富山県立大学 情報工学部 データサイエンス学科)

10:20 〜 10:40

[2D1-GS-2-05] GNNにおける過平滑化問題緩和のためのK-hopの構造類似性の利用に関する検討

〇稲光 穂香1、黄 健明1、笠井 裕之1 (1. 早稲田大学)

キーワード:グラフ分類、GNN、過平滑化問題、K-hop message-passing network

グラフ分類問題における分類精度の低下を引き起こす原因としてOversmoothingの問題が指摘されている.Oversmoothingを抑えるため,サブグラフの類似度をメッセージパッシングGNNのエッジ重みとして利用するGraphSNNやK-hopノードから直接集約を行うKP-GNNが提案されてきた.そこで本発表では,GraphSNNの考えをK-hop GNNへと拡張するためのk-hop類似度計算手法を提案する.具体的には,各ノードのグラフ内における構造上の役割を周辺ノードの次数のリストにより表すことができると考えることで,2-hop以上離れたノードや直接繋がっていないノードどうしについても類似度を計算することが可能となる.最後に,一般的にグラフ評価実験に用いられるグラフデータセットを用いて分類実験を行い,提案手法の有効性を評価した.

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