2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2I1-OS-1a] 計算社会科学

2024年5月29日(水) 09:00 〜 10:40 I会場 (41会議室)

オーガナイザ:鳥海 不二夫(東京大学)、榊 剛史(株式会社ホットリンク)、笹原 和俊(東京工業大学)、瀧川 裕貴(東京大学)、吉田 光男(筑波大学)

09:40 〜 10:00

[2I1-OS-1a-03] 計算論的社会選択競技会COMPSOCにおける投票規則の公理の充足可能性の検証アルゴリズムの提案

〇谷畑 壮一朗1、Hadfi Rafik2、伊藤 孝行2 (1. 京都大学工学部情報学科、2. 京都大学情報学研究科社会情報学専攻)

キーワード:社会選択理論、投票理論、マルチエージェントシステム

集団意思決定において全員の選好を満たす結論を導くことは困難である.そこで,現実世界では,投票などの集計手法を用いることが多い.投票などの集計手法は,社会選択理論(Social Choice Theory)で広く研究されている.我々は,どのような投票手法がよりよい集団意思決定を実現できるかについて,様々な投票ルールを集め,様々な観点から評価することで競い合わせ,より良い投票規則を見出すために国際競技会COMPSOC(Computational Social Choice Competition)を2023年より開始している.これまでのCOMPSOCでは,投票ルールの評価は社会厚生(Social Welfare)に基づいていた.本稿では,投票ルールの評価手法として,社会的選択理論で標準的な公理(axiom)に基づく評価を提案する.特に既存の投票ルール(Borda、Copeland、Simpsonなど)の公理の充足可能性を評価するアルゴリズムを提案し,その効果を示す.

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