2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2I4-OS-1b] 計算社会科学

2024年5月29日(水) 13:30 〜 15:10 I会場 (41会議室)

オーガナイザ:鳥海 不二夫(東京大学)、榊 剛史(株式会社ホットリンク)、笹原 和俊(東京工業大学)、瀧川 裕貴(東京大学)、吉田 光男(筑波大学)

13:50 〜 14:10

[2I4-OS-1b-02] 任意開示する日本の上場企業の傾向分析(2009-2023)

任意開示が企業価値を高める要因は何か

〇中井 雄一郎1、吉田 光男1 (1. 筑波大学)

キーワード:任意開示、統合報告書、企業価値

先行研究・関連研究によれば、任意開示を行う企業は増えつつあり、任意開示を行う企業の企業価値(株式時価総額等)は高いとされる。しかし、任意開示をしても企業価値は増えるとは限らない。任意開示で成否が分かれるのは何故か。そこで、「任意開示が企業価値を高める要因は何か」をリサーチクエスチョンとして設定した。
 このリサーチクエスチョンに対して、一定の回答を得るための視点として「任意開示している点のみでの判断ではなく、どのような企業が、どのような開示を、どのような動機で行ったのか」を分析する。今回の報告は、このうち、「どのような企業」が任意開示をしている傾向にあるかを調査したものである。
 主に、大規模な企業が任意開示する傾向が認められたが、上場市場別・業種別では異なる結果が認められた。その為、上場企業を一括りにした分析ではなく、上場市場別・業種別の視点が必要と判断している。

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