2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2K1-GS-10] AI応用:気象・流体

2024年5月29日(水) 09:00 〜 10:20 K会場 (44会議室)

座長:石川 達也(IBM)[[オンライン]]

09:00 〜 09:20

[2K1-GS-10-01] 気候技術導入時における倫理的観点のLLMを用いたマッピング手法の開発と地域間考察

〇富田 凜太郎1、江守 正多2、中野 晃作1、山田 健二1、岩田 紘宜1、田中 謙司1 (1. 東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻、2. 東京大学未来ビジョン研究センター)

キーワード:気候技術、倫理的・法的・社会的な問題、大規模言語モデル

気候変動対策の技術革新は、世界の温室効果ガス排出量をネットゼロにする目標を持って進められているが、しばしば倫理的な側面が軽視され、技術導入時に課題が生じている。倫理的観点の評価の複雑さは、多岐にわたる専門分野の知識と大幅な時間を要するため、これまでの研究は特定の技術に焦点を当てた事例研究が中心だった。これに対処するべく、我々は大規模言語モデルを使用し、気候技術の倫理的考慮事項を特定する枠組みを提案する。本研究の方法論では、新聞記事のテキストデータを利用し、風力エネルギーを事例研究として選定した。技術の種類、地理的地域、倫理的考慮事項によって記事を分類することで、国によって倫理的焦点の時期的な差があることを明らかにした。この枠組みは、企業の技術導入における透明性の向上や、倫理的なリスクの特定と軽減に役立ち、気候政策の策定に貢献する。

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