2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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オーガナイズドセッション » OS-20 統合AIと人との共生

[2K5-OS-20a] 統合AIと人との共生

2024年5月29日(水) 15:30 〜 17:10 K会場 (44会議室)

オーガナイザ:栗原 聡(慶應義塾大学)、山川 宏(東京大学)、谷口 彰(立命館大学)、田和辻 可昌(早稲田大学)

16:50 〜 17:10

[2K5-OS-20a-05] 道徳に基づく動作を行う自律エージェントの行動選択メカニズムの提案

〇笹田 和希1、小林 伶央1、安部 玲央1、有井 知真1、伊藤 亮史1、栗原 聡1 (1. 慶應義塾大学理工学部)

キーワード:社会シミュレーション、マルチエージェントプランニング

現実の世界をより効率的に理解するために用いられる,社会シミュレーションにおいて,エージェントは,人間特有の行動を反映した振る舞いが求められる. 人間特有の行動の要素には,コミュニケーション行動,感情や情緒の表現などの様々な要素が挙げられるが,本研究では,その中でも特に道徳的行動に着目した. また,道徳的行動の動機として,マナーとモラルの概念に着目した.マナーは社会や組織などによって客観的に定められた規則,ルールであり,モラルは自らの生き方や思考によって定められた,主観的な道徳的基準である.そのため,この2つを用いることで,道徳的行動を再現できると考えた. マルチエージェントプランニングの手法に,マナーとモラルの概念を導入することで,エージェントが人間特有の道徳的行動を再現し,社会的なコンテキストに適応可能となることを確認した.

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