2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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オーガナイズドセッション » OS-20 統合AIと人との共生

[2K6-OS-20b] 統合AIと人との共生

2024年5月29日(水) 17:30 〜 19:10 K会場 (44会議室)

オーガナイザ:栗原 聡(慶應義塾大学)、山川 宏(東京大学)、谷口 彰(立命館大学)、田和辻 可昌(早稲田大学)

18:10 〜 18:30

[2K6-OS-20b-03] AIの法人化に関する考察

〇中川 裕志1 (1. 理化学研究所)

キーワード:AIエージェント、法的位置づけ、不利益負担、AI法人

自然人である個人の代理をするAI agent は,自律性が高まるにつれ,その行為が主体である個人の意図通りのものになるとは限らない.その場合,AI agentの行った行為の法律的位置づけが問題になるので,この点に関する諸説を検討する.また,自律性が高いAI agentであれば,直接に人格を与えることはできないにしても,法的に独立した位置づけ,すなわち法人格を与えることも考えられる.AI agentが法人格を持てば,その行為に法的位置づけは明確化できるという利点がある.しかし,法人格を持てるかどうかという法的問題がある.この点についても提案されている方法を紹介し,その妥当性について検討する.

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