2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2L4-OS-9b] Affective Computing

2024年5月29日(水) 13:30 〜 15:10 L会場 (52会議室)

オーガナイザ:熊野 史朗(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)、日永田 智絵(奈良先端科学技術大学院大学)、森田 純哉(静岡大学)、菅谷 みどり(芝浦工業大学)、鈴木 健嗣(筑波大学)

14:10 〜 14:30

[2L4-OS-9b-03] 高齢者の感情推定を活用した特殊詐欺検知AIの開発

〇紺野 剛史1、近野 恵1、吉岡 隆宏1、井手 健太1、白石 壮大1、桐生 正幸2 (1. 富士通株式会社、2. 東洋大学)

[2L1-OS-9a] Affective Computing 9:20~9:40にて発表

キーワード:感情、バイタル、特殊詐欺

特殊詐欺は巧妙かつ新たな手口が次々に導入されるため,高齢者の被害は増加し続けている.従来手法では,加害者側(詐欺師)の音声をキーワード解析することで詐欺検知を行っていたが,手口が変わる毎にキーワードを更新することは運用側の負担が大きく現実的ではない.そこで,手口が変化しても被害者(高齢者)の「騙されている」という心理状態は共通と仮定し,我々は高齢者のバイタル情報から不安な感情を推定することで,「騙されている」という心理状態を判定する特殊詐欺検知AIの開発を目指している.本稿では,特殊詐欺は高齢者宅の固定電話に頻繁にかかってくることから,固定電話の近くにミリ波装置を設置することを想定し,得られた呼吸数・脈泊数のバイタル情報から「騙される」という心理状態を検知するAIモデルの開発を行った.また,尼崎市の高齢者において実証実験を行ったので併せて報告する.

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