[2Q6-GS-11] AIと社会：

[2Q6-GS-11-01] 賃貸物件の順序に基づく属性変化の検出

〇能代 哲太¹、齊藤 光¹、神戸 聖寧¹、佐藤 亘¹、山岸 祐己^1,2,3、田中 愛理³、青木 成樹⁴、橋本 正洋⁵ (1. 静岡理工科大学、2. 理化学研究所、3. 静岡市、4. マリンオープンイノベーション機構、5. 法政大学)

キーワード：土地価格、地理情報、順位和検定

一般に，賃貸情報サイトの検索結果や地価公示価格を参照することによって，ある程度各地域の家賃相場が推定でき，さらに精緻な家賃相場や価格に影響する物件の特徴などを推定したい場合には，価格に基づいた教師あり学習アプローチも存在している．しかし，駅からの距離が増減すると物件の特徴はどのように変化するか，もしくは，家賃を増減させることによって間取りをどのように変化させることができるか，といった，地理的制限と家賃と間取り等の属性の比較考量は，依然として手間がかかることが推察される．本研究では，駅からの距離や家賃といった順序と，間取り等のカテゴリ属性を利用し，順位和検定の枠組みによって，このような比較考量における意思決定を助けるための情報可視化を目指す．また，提案分析手法は，元々カテゴリ値になっているような属性に限らず，専有面積や築年数といった数値属性を離散化したものにおいても適応が可能であることも示す．