2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2R6-OS-13a] インタラクションとAI

2024年5月29日(水) 17:30 〜 19:10 R会場 (51研修交流室)

オーガナイザ:酒井 元気(日本大学)、岡田 将吾(北陸先端科学技術大学院大学)、湯浅 将英(湘南工科大学)、近藤 一晃(京都大学)、下西 慶(京都大学)

18:10 〜 18:30

[2R6-OS-13a-03] 自律的な視線追従動作による遠隔地間での他者の願望認知

〇生駒 響1、竹内 勇剛1 (1. 静岡大学)

キーワード:テレプレゼンスアバターロボット、視線追従、自律動作、意図推定、共同注視

COVID-19の影響や技術の発達などから,オンライン会議のような遠隔地間コミュニケーションの機会が多く見られ始めている.それに伴い,遠隔地間においても同じ場所を共有しているように感じさせる技術「テレプレゼンスアバターロボット」が注目されている.テレプレゼンスアバターロボットは,カメラの動作性や話者へのアイコンタクトなどの技術を取り入れることで,会話の臨場感を生成しコミュニケーションをサポートするアプローチを取っている.しかしこのアプローチは,遠隔地から伝達される情報は対面のコミュニケーションと比べて少ないため,ロボットを操作する人物が遠隔地にいる人間の願望を認知できず,円滑なコミュニケーションが実現されない.これに対して本研究では人間が無意識に行う視線追従動作に注目し,これをロボットに実装することでロボット操作者がこの自律動作によって遠隔地にいる人間の願望を認知するか検証した.実験の結果,自律動作によってロボット操作者による願望の認知が行われた可能性が示され,コミュニケーションを円滑にするうえで本アプローチが有用な手法である可能性が示唆された.

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