[3A1-GS-5] エージェント：

[3A1-GS-5-03] CGアバター動作のスタイル変換によるユーザ印象への影響

〇髙橋 芳樹¹、曽 傑²、坂戸 達陽²、中野 有紀子² (1. 成蹊大学大学院理工学研究科、2. 成蹊大学理工学部)

キーワード：アバター、ジェスチャースタイル、ユーザ印象

メタバース等CGアバターを用いたコミュニケーションでは，ユーザが本人の分身となるアニメーションキャラクタを操作する必要がある．しかし，CGアバターのジェスチャ表現を詳細に制御することは容易ではなく，現状のメタバースアバターにおけるジェスチャ表現は十分であるとは言えない．また，アバターである特性を活かすのであれば，本人の動作をアバターが再現する必要もなく，状況に応じた表現力の高い動きに自動的に変換することができれば，より効果的なアバターコミュニケーションが実現すると考えられる．本研究では，モーションスタイル変換の深層学習モデルをYouTube動画から学習し，スタイル変換を適用したモーションデータからアバターのジェスチャーアニメーションを生成するシステムを構築する. 作成したCGアバターアニメーションを用いた印象評価実験を実施した結果，元動作と適用するスタイルの組み合わせによってユーザ印象が異なることが分かった. さらに, 任意の印象を与えるスタイルを選択する手法を提案し，その有効性を検証する.