2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[3E5-GS-10] AI応用:医療・ヘルスケア

2024年5月30日(木) 15:30 〜 17:10 E会場 (イベントホール仮設3)

座長:高野 諒(富山県立大学)

16:10 〜 16:30

[3E5-GS-10-03] スマートミラーを用いた個人応答特性に基づくメンタルヘルスの推定

〇野口 泰我1、廣川 暢一2、道喜 将太郎1、鈴木 健嗣1 (1. 筑波大学、2. (株)NEC)

キーワード:メンタルヘルス、視聴覚機能、スマートミラー、対話システム、応答特性

本研究で, 簡便な対話型インタラクションを通じて個人応答特性に基づき精神健康を推定・測定するデバイスであるスマートミラーを開発した. 全世界で3億2000万人以上が精神疾患に苦しんでいるが, 精神疾患の遅延検出は重度の精神病や最悪の場合自殺を引き起こす. 研究によると, 多くの精神疾患の場合, 早期発見と早期介入が寛解に大きな効果を持ち, 早期発見のためには日常的なモニタリングが不可欠である. そこで, デバイスに基づく測定と医師によるラベリングを使用して個人応答特性を定量化するメンタルヘルス推定法を提案した. スマートミラーを測定デバイスとして使用し, 簡便な対話から個人応答特性を測定することで, ユーザーの測定負担を軽減し, 安定したデータ測定を可能にすると仮定した. 結果では, 短い対話を通じて得られた個人応答特性に基づき, 否定的および中立/肯定的反応を分類する順次推定方法を使用することでメンタルヘルスを推定できることを示した. 本研究は, スマートミラーがメンタルヘルス推定において客観的で効率的かつ非侵襲的なアプローチを提供し, メンタルヘルスケアにおける新たな可能性を示した.

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