2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[3I5-OS-27b] AIを活用した都市と自然環境の空間・系列データのモデリング

2024年5月30日(木) 15:30 〜 16:50 I会場 (41会議室)

オーガナイザ:田部井 靖生(理化学研究所)、竹内 孝(京都大学)、藤井 慶輔(名古屋大学大学院情報学研究科)、沖 拓弥(東京工業大学 環境・社会理工学院)、西田 遼(東北大学 大学院情報科学研究科)、前川 卓也(大阪大学大学院情報科学研究科)

16:10 〜 16:30

[3I5-OS-27b-03] 集団スポーツにおける時空間イベントデータの反実仮想評価のための深層生成モデルを用いた情報補完

〇梅基 陸平1、藤井 慶輔1,2,3 (1. 名古屋大学、2. 理化学研究所、3. JSTさきがけ)

キーワード:スポーツ、反実仮想、情報補完

計測技術の発展により、様々な分野でマルチエージェント時空間データの分析が行われている。しかし、実際に発生したことへの分析に限られることや、データの情報不足が原因で、データ解析結果の今後の意思決定への活用や、データの不確実性の解決策に課題がある。この問題の対処に、反実仮想と情報補完の概念が重要な役割を果たす。しかし、マルチエージェント時空間データに対して、反実仮想を応用した例や、情報補完手法を適用した例は少ない。本論文では、このようなデータに対して、反実仮想を考慮して行動を評価する手法と、不足した情報を補完する手法を提案する。特に、より多くのエージェントの情報を含むオープンなサッカーのデータに関してこれを行う。前者は、人が理解しやすい数理モデルの反実仮想を行うことでチームの守備評価と改善案の提示を行う。後者は、エージェント間の相互作用に関する特徴量を考慮しつつ、オープンなサッカーデータで不足する速度情報の補完が可能な深層学習モデルを提案する。本研究により、より多くの人が分析を行えるようになり、選手や監督の意思決定のサポートができることが期待される。

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