2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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オーガナイズドセッション » OS-12 政治経済におけるAIの利活用

[3M5-OS-12b] 政治経済におけるAIの利活用

2024年5月30日(木) 15:30 〜 16:50 M会場 (53会議室)

オーガナイザ:木村 泰知(小樽商科大学)、小川 泰弘(名古屋市立大学)、渋木 英潔(BESNA研究所)、高丸 圭一(宇都宮共和大学)、内田 ゆず(北海学園大学)、乙武 北斗(福岡大学)、秋葉 友良(豊橋技術科学大学)、門脇 一真(株式会社日本総合研究所)、小林 暁雄(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業情報研究センター)

15:30 〜 15:50

[3M5-OS-12b-01] 普及指導員の知識を回答可能な生成 AI のための農産物市場価値を表現するデータセットの構築

〇小林 暁雄1、坂地 泰紀2、桂樹 哲雄1、森 翔太郎4、橋本 祥3、鈴木 雅弘5、川村 隆浩1 (1. 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、2. 北海道大学、3. 筑波大学大学院、4. 株式会社ヒミカ、5. 東京大学)

キーワード:農業情報、価格予測、データセット構築

内閣府研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)における、AI農業社会実装プロジェクトでは、農業者の減少による農業労働力の減少を補うためのAI技術の確立を目的としている。中でも、農業者の直接指導を行う、各都道府県の普及指導員の減少も大きな課題となっており、当該プロジェクトでもLLMによる普及指導員のような質問応答が可能なAIシステムの実現に取り組んでいる。本研究では、このような普及指導員の実現に向けて、農業従事者から普及指導員によく尋ねられる質問である、売り上げを最大化するための出荷時期調整や植え付け時期の調整を対象とする。このような質問に回答するには、農産物の市場動向に関する知識と、農業者の圃場に関する状態と地理的な情報も含めた知識が必要となる。このため、本稿では、これを実現するための最初の取り組みとして、農産物市場動向と圃場や作付けされた農産物に関するデータを組み合わせたデータセットの構築を行った結果について報告する。

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