2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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オーガナイズドセッション » OS-22 知・情・意—AIが人間研究になるための哲学

[3N1-OS-22a] 知・情・意—AIが人間研究になるための哲学

2024年5月30日(木) 09:00 〜 10:40 N会場 (54会議室)

オーガナイザ:諏訪 正樹(慶應義塾大学)、藤井 晴行(東京工業大学)

09:20 〜 09:40

[3N1-OS-22a-02] 共同体の成員となるための祭り

〜共同体〈心体知〉を得る

〇榎本 美香1、伝 康晴2 (1. 東京工科大学、2. 千葉大学)

キーワード:共同体〈心体知〉、共同体の成員、価値観、見識、倫理観

本研究では、祭りの準備作業の中で獲得される共同体〈心体知〉が、自身がその共同体の一員であるという強い自覚を芽生えさせることを示す。共同体〈心体知〉とは、成員たちがもつ価値観・見識・倫理観といったエートス(心)、成員間で力や身体配置の配分が必要な協働活動技法(体)、縄の結び方や祭りのしきたりといった共有知識(知)である。それらを知らない成員が見習いとして祭りの準備活動を覚える中で、先達の知恵を知り、想いを知り、自身が長い村の歴史を繋ぐ一輪であることを自覚していく様を示す。

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