2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-22 知・情・意—AIが人間研究になるための哲学

[3N5-OS-22b] 知・情・意—AIが人間研究になるための哲学

2024年5月30日(木) 15:30 〜 16:50 N会場 (54会議室)

オーガナイザ:諏訪 正樹(慶應義塾大学)、藤井 晴行(東京工業大学)

15:50 〜 16:10

[3N5-OS-22b-02] スマートシティと機心と無分別智

〇中西 泰人1 (1. 慶應義塾大学)

キーワード:スマートシティ、真我、機心、無分別智

石器に始まる道具との共進化の歴史が人類の歴史と考える存在論的デザインの観点からすると、センサーネットワークやAIやロボットなどの計算機械によって近代都市を拡張するスマートシティと人々との付き合い方には哲学が求められるはずだ。そこで筆者は、意識的な思考・合理的な思考の象徴としての近代都市から逸脱した新たな世界の描き方の一つを構想すべく、「スマートシティとキノコとブッダ」と名付けたプロジェクトを進めている。岡潔の「数学する人生」で述べられた知のあり方としての「真我」に「無分別智」「無記」「機心」といった知のあり方を照らし合わせながら、新たな世界で発揮すべきであろう無意識的・身体的な知のあり方について述べる。

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード