09:20 〜 09:40
[3S1-OS-7b-02] エピソードバンク:当事者のナラティブをデータベース化する試み
キーワード:ソーシャルメディア、ヘルスケア
がん患者や患者家族などの当事者は,情報収集や支援ネットワーク構築のためにソーシャルメディアを利用している.しかし利用に伴う有害な現象も多く,本研究ではサイバー・インシビリティ(オンライン上の問題行動)を抑制するようなソーシャルメディアプラットフォーム「エピソードバンク」を開発した.交流中心ではなく話題中心のネットワークをデザインするなど,プライバシー保護や炎上の抑制に重点を置いている.システムの開発過程では,コ・デザインの手法を用いて,当事者自身が直接デザインプロセスに関与しながらユーザーインターフェースの構築を行った.
本システムの特徴の一つは研究利用のための運用制度を取り入れた点である.本システムは,生体資料や医療情報を研究利用のために蓄積するバイオバンクシステムを参考に開発し,当事者のエピソードを蓄積することで,将来的にはナレッジデータベースとしての機能をもつことを目指している.
ローンチから2024年1月までに蓄積されたデータを用いて,システム運用後の基礎的な検討を行い,本システムの有効性や当事者に与える影響を評価した.
本システムの特徴の一つは研究利用のための運用制度を取り入れた点である.本システムは,生体資料や医療情報を研究利用のために蓄積するバイオバンクシステムを参考に開発し,当事者のエピソードを蓄積することで,将来的にはナレッジデータベースとしての機能をもつことを目指している.
ローンチから2024年1月までに蓄積されたデータを用いて,システム運用後の基礎的な検討を行い,本システムの有効性や当事者に与える影響を評価した.
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