[3Xin2-06] 10の発言例で構成するFew-Shot Promptingにより人格を再現したLLM文生成
キーワード:生成AI、プロンプティング、人格
対話システムと人が違和感のない円滑なコミュニケーションを取るためには、対話システムがより人間らしい振る舞いをすることが必要である。そのためには、実在する人物の人格を再現させることが効果的であると考えられる。本研究では大規模言語モデルを前提に、プロフィール情報と発言例を用いて、訓練を行わずに人格を再現させる方法を提案する。すなわち、ChatGPTをはじめとする生成AIにおいて、特定の人物の人格を再現するためのプロンプト手法について検討と実験を行う。特定の人物の対話データを大量に収集するのは容易ではなく、学習に多量な時間を要する。そのため、対話データを用いずに特定の人物の人格を再現させることを目指す。なお本稿でいう人格とは、テキスト上の対話入出力のみで判断できる範囲の人物像を指す。実験の結果、プロフィール情報と10の発言例を組み合わせたプロンプトにより、再現させたい人物の実際の発言例を用いず、GPT-4に生成させた少数の発言例を用いることでもその人物の人格の再現性を向上できることを明らかにした。
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