2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[3Xin2] ポスターセッション1

2024年5月30日(木) 11:00 〜 12:40 X会場 (イベントホール1)

[3Xin2-08] キャラクターを設定したLLM対話生成におけるfine-tuneおよびfew shot promptの効果

〇小澤 菜々美1、狩野 芳伸1 (1.静岡大学)

キーワード:生成AI、ファインチューニング、キャラクター

LLM(大規模言語モデル)の登場により対話型AI が大きく注目を集めている。本研究では、プロンプトエンジニアリング、SFT(Supervised Fine Tuning)、RLHF(Reinforcement Learning from Human Feedback)の手法を使用し、どの程度の質と量のデータでLLMを訓練することで、キャラクター設定に逸脱しない対話を生成できるかを検証した。またキャラクター設定にSFTやRLHFで用いた学習データとは矛盾する内容を書いたときの応答生成を実験した。その結果、期待するような名前の出力を学習データ内外から行えることが確認できた。RLHFをすることでキャラクター設定に逸脱をせずに学習データにある名前を出力することが確認できた。キャラクター設定にSFTやRLHFで用いた学習データとは矛盾する内容を与えた場合、SFTやRLHFの学習よりも、キャラクター設定やFew Shot Promptの影響をより強く受けることが示唆された。

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