[3Xin2-98] 人狼知能の発言の信・不信における情報量を用いた役職推定
キーワード:人工知能、シミュレーション、エージェント、人狼知能
不完全情報ゲームである人狼知能は隠された情報である他プレイヤーの役職を推定することが勝敗に大きく関係する。役職情報の推定には他プレイヤーの発言から行うことが基本であるが、発言には嘘が含まれるためその発言を信じるか否かの判断が難しい。そこで、本研究は“発言に含まれる役職情報量“に着目し、発言を信じる・信じない場合の発言の役職情報量を統計データから求める。統計データから得られた平均役職情報量と実際の対戦中に得られた役職情報量の差分から役職推定を行い、勝率を比較した。結果として、対戦ログを用いて役職推定を行うエージェントを作成し発言の信・不信の2つのエージェントでの勝率を比較すると、人狼陣営においては発言を信じること、村人陣営においては発言を信じないことで得られる情報量を元に推定することで勝率が高くなった。
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