10:00 〜 10:20
[4A1-GS-6-04] 定性表現から地層を描画するプログラムの設計と実装
キーワード:定性空間推論、知識表現、推論アルゴリズム
本発表では与えられた記号表現から対応する地層の断面図を描画するアルゴリズムについて述べる。
本研究は、地層の大まかな構成を定性的にとらえて記号で表現しその表現上で大域的な地質構造や地層の生成過程を推論する仕組みを提供することを目標とする。
著者らはこれまでに単純な褶曲地層の断面図を矩形で切り取ってモデル化し、対応する定性的な記号表現を提案した。この表現は、隣接する層の境界線の大まかな形状と境界線の端点の大まかな位置のみに着目したものであり、正確な数値は使用していない。本発表では、逆に任意の記号表現が与えられたとき、その描画可能性を判定し、可能な場合は適切な座標を決めて描画するアルゴリズムを構築する。このアルゴリズムに沿ってプログラムを作成し層の数が4個までのすべての可能な記号表現について適用したところ、描画可能と判定されたものからはすべて対応する図が得られた。さらに、対象を不整合面を含む地層に拡大したときの描画アルゴリズムも示す。
このプログラムによって、記号表現上で推論を行う場合に図との対応関係を明示できるようになった。
本研究は、地層の大まかな構成を定性的にとらえて記号で表現しその表現上で大域的な地質構造や地層の生成過程を推論する仕組みを提供することを目標とする。
著者らはこれまでに単純な褶曲地層の断面図を矩形で切り取ってモデル化し、対応する定性的な記号表現を提案した。この表現は、隣接する層の境界線の大まかな形状と境界線の端点の大まかな位置のみに着目したものであり、正確な数値は使用していない。本発表では、逆に任意の記号表現が与えられたとき、その描画可能性を判定し、可能な場合は適切な座標を決めて描画するアルゴリズムを構築する。このアルゴリズムに沿ってプログラムを作成し層の数が4個までのすべての可能な記号表現について適用したところ、描画可能と判定されたものからはすべて対応する図が得られた。さらに、対象を不整合面を含む地層に拡大したときの描画アルゴリズムも示す。
このプログラムによって、記号表現上で推論を行う場合に図との対応関係を明示できるようになった。
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