[4B3-GS-5] エージェント：

[4B3-GS-5-01] AIベースの２Dサッカーシミュレーション

選手とボールの軌跡データの生成と学習

〇水野 貴之¹、藤本 祥二²、石川 温²、家富 洋³ (1. 国立情報学研究所、2. 金沢学院大学、3. 立正大学)

キーワード：GPTアーキテクチャ、2Dサッカーシミュレーション、選手動線分析

水野・藤本・石川(Front. Phys., 2022)は，過去の位置データを用いてGPTアーキテクチャをゼロから学習させることで，個人の移動軌跡を生成できるAIが構築できることを示した[Mizuno 2022]．しかし，複数の個体間の相互作用を考慮した移動軌跡の生成には課題が残っていた．本研究では，GPTアーキテクチャを用いてサッカーの試合における選手とボールの2次元のトラッキングデータを同時にゼロから学習することで，フォーメーションを維持し，時には崩しながら選手とボールが移動する軌跡を生成するAIを構築する．フィールド上の全ての選手とボールの位置を逐次生成することで，サッカーの試合の一部をシミュレートする．