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[4C1-GS-11-02] C2Cマーケットにおけるユーザ復帰の予測可能性と連動性
キーワード:C2Cマーケット、マーケティング、ビッグデータ、ユーザ行動分析、復帰ユーザ
サービス提供者にとって,サービスを一度は利用したが現在は離脱しているユーザは、利用の再開が見込める重要な存在である.しかしユーザのサービス復帰については未だ詳しい研究が行われていない.よって本研究は「復帰ユーザ」に着目し,ハンドメイドC2Cマーケットであるminneを対象に,購入者と販売者の復帰について分析を行った.まず,長期間取引が存在しなかった購入者と販売者それぞれについて,彼らが再び購入または商品の出品に至るか予測する実験を行った.その結果,購入者には非常に高い精度が現れたのに対し,作家については良い精度が得られなかった.また,用意した各説明変数について,予測への寄与の大きさを確認すると,一部復帰予測に大きく貢献している変数が存在していることも明らかになった.また,実験の中で,販売者と購入者の復帰に連動性が存在することが示唆されたため,その検証を行った.その結果,しばらく購入がない購入者には,気に入った販売者が新しい商品を出品することを待っている層が存在し,作家の復帰が購入者の復帰を引き起こすケースが存在していることが明らかになった.
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