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[4E3-GS-8-05] 数量的意味を反映するロボットのジェスチャーから知覚されるエージェンシー
キーワード:自然言語処理、ジェスチャー、ヒューマンロボットインタラクション、ロボティクス
人間は,思考能力を持っているかのように振る舞う人工物に対してエージェンシーを知覚する.我々は,エージェンシーの知覚が喚起される人工物の実現には,記号と数量の変換機構により生成される身体動作を行う人工物が人間に知性を感じさせる必要があると考える.そこで,本研究では「単語分散表現のベクトル空間から抽出された数量的意味によって生成されるジェスチャーは,エージェンシー知覚を喚起する人工物の構築を可能にするか」というリサーチクエスチョンを検討することを目的とする.本研究では筆者らの先行研究において提案したロボットのジェスチャー生成手法を用い,実験を行った.実験においてはHuman-Robot Interaction(HRI)におけるロボットの主観評価に用いられるGodspeed Questionnaireを利用してCo-speechジェスチャーを行うロボットの知性に関する評価を実施した.その結果,提案手法はエージェンシー知覚を引き起こす要因であるとは示されなかった.今後は本手法を拡張することで,エージェンシー知覚を引き起こし,人間との自然なインタラクションを実現する新たな人工物の開発を目指す.
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