2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[4K3-GS-10] AI応用:移動

2024年5月31日(金) 14:00 〜 15:40 K会場 (44会議室)

座長:南部優太(日本電信電話株式会社)

14:00 〜 14:20

[4K3-GS-10-01] 勾配ブースティングと進化計算によるテーマパークの待ち時間予測と最適経路探索

〇竹味 和輝1、佐久間 拓人1、加藤 昇平1 (1. 名古屋工業大学 大学院工学研究科)

キーワード:進化戦略、勾配ブースティング、テーマパーク、ルート探索、待ち時間予測

本稿では,東京ディズニーリゾート内のアトラクションの待ち時間を予測し,待ち時間と移動距離を最小限に抑えるルートを提供するアプリケーションを提案する. これらのテーマパークにおける待ち時間や移動時間は,一般に長いとされている.しかし,訪問者の行動を工夫することで,これらの時間を最小限に抑えることが可能である.近年,公式のアプリケーションを通じて現在の待ち時間を確認できるようになり,ソーシャルメディア等で効率的な回り方に関する情報が共有されている.しかし,個々の訪問者の好みや日時を考慮した効率的なルートを構築するアプリケーションの開発は進んでいない. これらの問題点を解決するTDL/TDS AIナビを提案する. TDL/TDS AIナビでは,利用者が乗りたいアトラクションを選択するだけで,効率的なルートを自動的に提案する.待ち時間の予測には勾配ブースティングを使用し,予測された待ち時間をもとに進化戦略を用いてルートを最適化する.実地検証として,東京ディズニーシー内で8アトラクションの巡回においてTDL/TDS AIナビの使用により2時間41分の時間短縮が達成された.

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