2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

講演情報

一般セッション

一般セッション » GS-10 AI応用

[4M3-GS-10] AI応用:最適化・可視化

2024年5月31日(金) 14:00 〜 15:40 M会場 (53会議室)

座長:柳瀬 利彦(Preferred Networks)

15:00 〜 15:20

[4M3-GS-10-04] BaleeGraphを利用すると何ができるのか?

〇関口 海良1、大澤 幸生1 (1. 東京大学大学院工学系研究科)

キーワード:可視化、共創、ネットワーク

企業利益を生み出したり社会的課題を達成するためには共創が重要である.共創とは複数の人やモノやコトが相互に補完し合って個別の活動では実現し得ないゴールを達成することと定義できる.近年,共創の様子を可視化する手法としてBaleeGraphが提案された.BaleeGraphは複数企業における導入,データ利用を推進する社団法人におけるワークショップの開催,大学講義での採用など様々な場面で利用されてきた.本論文ではBaleeGraphを提供するウェブサイト(baleegraph.com)上で閲覧可能な可視化結果を具体例として,BaleeGraphを用いてどのような検討が可能であるかを前半で示す.BaleeGraphは主に組織におけるチーム間の補完関係やその時間変化,SDGsなどのゴールとのつながり発見などの可視的な利用に提案されてきた.本論文では,映画におけるキャラクター同士の関係や,マーケットにおける競合関係,投資ポートフォリオの構成など,広い意味での共創状態の可視化およびその検討に有効であることを確認した.後半ではBaleeGraphが定量的な時系列分析にも有効であることを確認した.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード